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ルック JTBとは?

ルックJTB(株式会社ジェーティービー)

JTBの海外旅行ツアーの定番ブランドが「ルックJTB」です(LOOK JTBと書くこともあります)。日本を代表する海外旅行ブランドの一つで、そのぶん「値段が高い」というイメージがありますが、そうとも限りません。ルックJTBの扱うツアーは幅が広く、高いプランから手頃なプランまでさまざまです。「パンフレットを見てみたら、イメージよりも割安」という声もよく聞きます。

ルックJTBの特徴とツアー内容

「ルックJTB」のツアー内容は幅広いです。ビジネスクラス利用の豪華版から、オーソドックスな添乗員同行、さらには飛行機とホテルだけ予約のフリーツアーまでさまざまです。

JTBの海外旅行のもう一つのブランド「お買い得旅」と比較すると、「ルックJTB」のほうが高品質です。すなわち、「並び席」「航空便の指定」「ホテルの指定」「ツイン・ダブルなどのベッドタイプの指定」「往路に空港ラウンジ利用」「少人数での催行保証」など、厳しい条件をクリアしたツアーだけが「ルックJTB」となり、そうした条件をクリアできてないものは「お買い得旅」などとなります。

「ルックJTB」では、多くのプランが「専任添乗員同行」の添乗員付き周遊プランです。ホテルも中級から高級クラスが多く、その質には定評があります。ただ、これもツアーの値段設定によりますので、「ルックJTBだからいいホテル」とは限りません。ホテル名が明示されていますので、ツアーごとにきちんとチェックしましょう。

学生を対象にした18歳~25歳限定の「ガクタビ」や、ほとんどが自由行動となる1都市滞在型のツアーなどもあります。これらは添乗員は付かず、現地係員の対応になるものもあります。

ツアーの最小催行人員は少なめです。したがって、人数が集まらないから中止になる可能性は比較的小さく、ツアーの人数もそれほど多くなりません。

ルックJTBのツアーは、JTBの店頭で説明を聞いて申し込むというのが主流でしたが、ツアーのオンライン予約が増えてきたため、現在はオンラインでの販売も増えています。

ルックJTBの商品革新と独自の旅程保証金制度

ルックJTBでは、2010年度商品に「商品革新」と題する改革が行われました。具体的には、航空会社・便名・ホテル指定、並び席確約などの、「確定度」を大幅に向上させるというものです。また、強制感のあるショッピングも全廃しました。これまで見えにくかった旅行の中身を、事前にパンフレットで明示しています。

あわせて、ルックJTB独自の「旅程保証金制度」も新設しています。事前に明示した旅程が実現できなかった場合に、返金する基準を明示したもので、旅行業界では画期的でした。

2016年度には「ルックJTB遅延お見舞金制度」を導入し、搭乗予定の航空機が6時間以上の遅延、もしくは欠航で6時間以内に代替便を利用できない場合に、見舞い金を支払うというもの。見舞金の金額はヨーロッパ10,000 円、グアム 5,000円程度ですが、こうした制度も珍しいです。

また、すべてのツアーが「燃油・サーチャージ込み」で価格表示されており、燃油価格の変動による料金変更がありません。

ルック JTBの口コミ、評判、感想

添乗員付きの周遊ツアーは、「定番の見どころをしっかり回る」というコース設定が多いです。日程はややゆったり目で、激安ツアーにありがちな移動ばかりのツアーは少なめです。いっぽうで、「値段は高いが、内容は他の会社のツアーとそう変わらなかった」という感想もあります。同じ場所を同じような日程で訪れたら、同じような中身にならざるをえないのでしょう。

添乗員の質には定評があり、「しっかりしている」という口コミが多いです。ただ、「添乗員がベテランだったけれど慇懃無礼」という声もありますし、「融通がきかない」などという苦情もちらほら。ベテラン添乗員ほど「その場しのぎの客あしらい」が上手なことがあり、それが後の不評につながっているようです。ただ、どうしようもないダメダメ添乗員は少ないようです。

カウンターのスタッフも比較的よく教育されていて、一般的には「有能な人が多い」「きびきびしている」といった肯定的な感想が多いです。ただ、やや厳しめの意見も多く、一番多い指摘は、「旅行業界最大手なのに、スタッフは知識不足」というもの。JTBともなると扱う範囲も多いうえ、利用者の要求水準も高くなります。これに対し、若いスタッフの知識が追いついていない様子が、こうした評判につながっているのでしょう。

「多様な旅行商品のすべてが頭に入っているスタッフなどいない。でも、知識がなくても有能な人は有能で、てきぱきしていて間違いは少ない」とは、JTBの永年の利用客の言葉です。しかし、どんくさいスタッフも確かにいますので、その場合は時間を変えてまた訪れるといいかもしれません。大企業の無能なスタッフは、いざというとき「責任逃れ」をしがちなので、注意が必要です。

JTBに限りませんが、不評なのがトラブル時の対応です。「旅行先で暴動が発生して、旅行中止になった。このときの担当者の対応が誠実でなかった」「現地で事故が起きた時、柔軟な対応がなされずにずっとバスで閉じ込められた」などなど。このあたりは、スタッフが「自分の失点にしたくない」という気持ちがあり、客の目線に立つよりも企業の論理を優先させる、という側面があるように思えます。これも大企業にありがちな問題点かもしれません。

ルック JTBの評判まとめ

激安ツアーとは一線を画し、「一定水準のツアー内容を保障しよう」というのがルックJTBといえます。ただし、扱うツアーがあまりにも多く、各ツアーの性格も幅広いので、「ルックJTBだから品質が一定とは限らない」ということは忘れないようにしましょう。

ツアーの最少催行人員が比較的少なめなのはプラスのポイントです。お客としては、お金を支払ったのに催行されないで返金される、というのが一番やりきれないので、そういう可能性は低いといえるでしょう。最少催行人員が少ないということは、少人数のツアーになりやすい、ということですから、大グループを嫌う人にも向いています。

一方で、ルックJTBは不評のコメントが多いツアーでもあります。ただ、それは、「JTBという大企業に期待していることが大きいぶんだけ、期待に反していた場合の失望も大きい」ということかもしれません。旅行商品ですから、客の期待通りにいかないことはよくあることです。

一言でいうと、「一定の品質は確保しているが、最高品質とは限らない」のがルックJTBではないでしょうか。

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※口コミ、評判は、当サイト関係者の利用した印象や、実際に利用した人からの感想を集めたものです。主観が混じっていますので、ご了承下さい。

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