東武トップツアーズのツアーと口コミ、評判、感想

■東武トップツアーズ（東武トップツアーズ株式会社）

トップツアーは、1956年に東急電鉄の子会社として誕生した歴史ある旅行会社です。当時の社名は東急観光で、電鉄系の旅行会社として業績を伸ばしてきました。一時は、JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行に次ぐ業界4番手に位置したほどです。しかし、バブル崩壊後に業績は悪化。東急本体の経営不振もあり株式が投資ファンドに売却され、社名も東急観光からツアーのブランド名である「トップツアー」になりました。

しばらく「トップツアー（旧東急観光）」という未練たらしい名称を用いてきましたが、2013年に投資ファンドが全株式を東武鉄道に売却。これにより、トップツアーは東武鉄道の子会社になりました。2015年4月に東武トラベルと合併し、「東武トップツアーズ」という会社名称になります。

現在は国内旅行で7～8番手の「準大手」という位置づけ。伝統的に団体旅行に強く、修学旅行などの教育関連では大手に引けを取らない営業力を誇ります。一方、個人旅行の販売力は今ひとつで、どちらかというと「団体旅行主体」というイメージもある会社です。

東武トップツアーズの口コミ、評判、感想

旧「東急観光」は、東急線の主要駅構内に店舗を構えていましたが、東急グループを離れてトップツアーになってからは店舗数が激減しました。一方、東武沿線では「東武トップツアーズ」の店舗は今でも多く存在します。いうまでもありませんが、旧「東武トラベル」の店舗です。

もともとトップツアーは法人営業に強い会社で、東急グループを離れてからは一段とその色が濃くなりました。一方で、東武トラベルは鉄道沿線のトラベルエージェントとして存在感があり、一定の個人旅行需要をつかんでいます。両社の合併で、個人も法人もバランスよく扱うようになってきたようです。

とはいえ、いまでも個人旅行に強いとはいえず、旅行者がこの会社を使うことがあるとすれば、インターネットの検索で引っかかったときが多いでしょう。「値段が安かったので予約した。内容は格安ツアーとして相応」というのが代表的な感想でしょうか。

東武トップツアーズの個人旅行向けは今やオンライン販売が主力。旅行商品はいわゆるフリーツアー（ダイナミックパッケージ）が多く、航空券とホテルだけがセットになったものが主体です。こういうツアーは価格がポイントになるので、「安ければそれで良い」という意見が多いのです。

国内ツアーでは、東武沿線の日光、尾瀬や会津の旅行方面には強いです。海外ツアーでは韓国、台湾、ハワイといった日本人に人気の高い定番ツアーを扱っています。

準大手の旅行会社だけあって、手配はしっかりしている様子。ただ、「電話をしてもレスポンスがない」「ホテルが間違っていた」などという苦情もあります。ある程度の規模の旅行代理店では、担当者によって応対の質が違うものですが、東武トップツアーズもそういう側面がある様子。「この担当者は頼りないな」と思ったら、申し込むのはやめた方がいいかもしれません。もちろん、きちんとした対応の人も多いです。

東武トップツアーズの評判まとめ

「東急観光」だった頃は、東急系列の旅行会社として信頼度も高く、個人旅行の利用者も多かったのですが、投資ファンドに売却され、名称から「東急」が消えると、店舗が少なくなり個人旅行で利用する人が減りました。東武トラベルとの合併後は、北関東エリアで回復傾向にあるようです。

最近の東武トップツアーズは、インターネットでのダイナミックパッケージに力を入れているようです。とくに、東武特急を使ったツアーには強みを持ちます。

個人向け海外ツアーでは独自企画は少なく、現地は他社混乗のスケジュールになっているものが多いので、内容はよく確認して利用しましょう。 航空券とホテルだけがセットになったフリーツアーでは、手配さえしっかりしていれば問題なく利用できるようです。

【公式】東武トップツアーズ

※口コミ、評判は、当サイト関係者の利用した印象や、実際に利用した人からの感想を集めたものです。主観が混じっていますので、ご了承下さい。